【高校受験2020】北海道公立高校入試、願書の性別欄を廃止
北海道教育委員会は2019年9月26日、2020年度(令和2年度)道立高等学校入学者選抜の手引を公表した。心と体の性が一致しないトランスジェンダーの受験生らに配慮し、入学願書の様式から性別の欄を廃止する。
道立高等学校入学者選抜の手引は、選抜日程、募集人員、出願資格、出願の手続き、出願変更、学力検査、合格発表などの実施要項、参考資料などを1冊に取りまとめたもの。一般入学者選抜、推薦入学者選抜、連携型中高一貫教育を実施する道立高等学校入学者選抜、道外からの出願に係る入学者選抜などを盛り込んでいる。
2019年度入学者選抜までは、入学願書に性別の欄を設けていたが、個人の性的指向や性自認の多様性への適切な配慮が求められていることに鑑み、2020年度入学者選抜では入学願書の様式から「性別」の欄を削る。
一般入学者選抜の学力検査は、国語、数学、社会、理科、英語の5教科。英語の聞き取りテストは、英語の検査時間の中に含む。各教科の検査時間は50分。このうち、解答に要する時間は各45分とし、検査時間の開始直後に受検者に対する注意、問題用紙などの配布に要する時間を5分間設ける。配点は、各教科60点。
2020年度北海道立高等学校入学者選抜日程は、一般選抜の出願受付が2020年1月21日から24日正午、出願変更の受付が1月29日から2月4日午後4時、学力検査が3月4日、合格発表が3月17日午前10時、第2次募集の出願受付が3月23日から24日午後4時半、第2次募集の合格発表が3月27日まで。
推薦および連携型による選抜は、出願受付が2020年1月21日から24日正午、面接などが2月13日、合格内定の通知が2月20日まで、推薦入学者選抜で合格内定とならなかった者の再出願受付が2月21日から26日正午までに行う。
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