マツコの悩みとは?
マツコ・デラックスはいまやテレビで見ない日はない有名タレントです。ある番組ではマツコ・デラックスが推薦した商品の売上が上がるなんてことも言われているほどです。これはテレビ的にはとてもレアな人材と言えるのではないでしょうか。これほどの影響力のある人は他にいません。
悩みもある?
しかし、そんなマツコ・デラックスでも、何もかもが順風満帆であったわけではありません。そんな彼女の内面をうかがい知れる一冊が、マツコ・デラックスによる『デラックスじゃない 』(双葉文庫)です。マツコ・デラックスはもともと雑誌編集者を経て、女装家としてデビューを果たしました。元来はタレントとして表に出るようなタイプではなかったのです。本書は、8年間にわたる時事ニュースや芸能トピックなどを取り上げながら、自分自身を語っている本です。マツコ・デラックスというのは、いわば社会の生き写しとも言えるのかもしれません。さらに単行本から文庫本化された本書に関して、タイムラグも反映されています。その間でさえ、マツコ・デラックスはテレビの第一線に出続けているわけですから、それはやはり本人にとってみれば得も言われぬ魅力があったとも言えるでしょう。
何を求めているのかマツコ・デラックスはタレントとしての個性を持った存在ですが、それは社会の需要や要請によっても成り立っています。マツコ的なものを見れば社会がおのずと見えてくる、そのようなヒントを与えてくれる本であるとも言えますね。
人生ってやっぱ運ゲーだよな!想像もつかない不確実性にあふれてる。