セーラー服導入高校ついに1割を切る。ほとんどブレザー型に。
高校生が着ている制服のタイプは、男子が「学ラン」41.0%、「ブレザー」49.6%、女子が「セーラー服」9.8%、「ブレザー」75.2%とブレザータイプが主流であることがトンボの調査結果より明らかになった。
制服や体育着を中心とした衣料品の製造販売を行ってきたトンボは、さまざまな世代、立場から制服に関する意識を探るため「学生服に関する意識調査」を継続して行っている。今回の調査は、2019年1月17日~21日に実施。全国の高校生(15歳以上)と中学・高校教員を対象に行われた。サンプル数は、高校生500サンプル、教員500サンプル。高校生が着ている制服のタイプは、男子が「学ラン」41.0%、「ブレザー」49.6%、女子が「セーラー服」9.8%、「ブレザー」75.2%とブレザータイプが主流となっていた。着ている制服への満足度を聞いたところ、男子は満足派が7割以上、女子も6割を超えた。制服のタイプ別にみると、ブレザータイプは満足度が高く、学ラン・セーラー服は不満が多い傾向だった。一方、先生は「とても気に入っている」12.0%、「まぁ気に入っている」65.8%と、約8割が満足していた。
先生が好きな制服デザインの1位は「学ラン・セーラー服」で、特に50代以上の先生からの支持を集めた。「学ラン・セーラー服」は高校生では10位にランクインしており、先生と高校生の好きな制服デザインにはギャップがあることが明らかになった。
制服に対するイメージを聞いた質問では、高校生は「青春」33.0%、「清楚」24.4%、「統一感」21.2%、「カワイイ」20.8%、「おしゃれ」15.6%など。先生は「清楚」31.2%、「統一感」21.6%、「若々しい」17.0%、「シンプル」16.4%、「伝統」「キリッとする」各15.6%などであった。
制服にアイテムを追加したりアレンジしたりする着こなしについて、高校生の54.2%が「良いと思う」と回答。特に、女子は66.9%が「良いと思う」と回答した。一方、先生は18.8%が「良いと思う」と回答。「どちらとも言えない」43.6%が最多だった。公立高校の先生の回答では「良くないと思う」が半数以上を占めており、「収拾がつかなくなる」「家庭格差が現れる」などの理由があがった。
今の制服にプラスしたいアイテムを聞いたところ、高校生は男女とも「パーカー」が最多。「温かい」という機能面の理由のほか、「おしゃれ」「かわいい」という意見もみられた。一方、先生は「ニットベスト」「セーター」「カーディガン」など、制服本来のイメージや「清楚」「統一感」を損なわず、防寒ができるアイテムに回答が集まった。
通学時のカバンは、男女とも「(指定なしの)リュックサック」65.6%がもっとも多く、「学校指定の手提げカバン」19.0%が続いた。
高校進学の際、制服が影響したかという質問に「影響した」「少し影響した」と回答した女子は47.7%、男子は19.7%で、男女間で大きな差がみられた。また、先生に高校選びに制服が影響すると思うかを聞いたところ、私立高校の先生34.4%、公立高校の先生32.5%、公立中学の先生26.1%が「影響すると思う」と回答している。
東京都の話題
特に高校は。
まだ中学はセーラー服っていう場所も多いみたいだけど。