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新入社員歓迎会をきっかけに女装にハマった男「彼女にフラれてもやめられない」

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新入社員歓迎会をきっかけに女装にハマった男「彼女にフラれてもやめられない」

入社式で行われた「女装コンテスト」
「女性の美を追求する会社に入社しました。アパレルやコスメ、アロマや健康食品、雑貨全般とフィールドが広く『やりがいがありそう』と感じたのが志望動機でした。でも、入社して驚いたのが、男性の美女コンテストを開催していたことです」と語るのは、逸見雅彦さん(仮名・39歳)。

コンセプトは、「男性が女性の美の追求を極める」。一言でいえば、男性の女装コンテストだ。
「アパレルや雑貨など、それぞれチームに分かれて競い合います。男性全員が参加することが義務づけられ、うちのチームの新人は僕を入れて6人。コンテストまでの一週間は、チームの女性たちが衣装やコスメを一人一人の個性に合うものを用意して、僕らを『女性』にします。うちのチームは毎年のように優勝者が出るというクオリティーの高さが定評だったようで、僕も純粋に“変身”が楽しみでした」
逸見さんの女装は、映画女優・マレーネ・デートリッヒ風。ミニスカートに網タイツを履き、黒いヒールとゴージャスな毛皮のショートコートをまとった妖艶な“美女”だ。
「デートリッヒの写真を見た時に、わくわくしました。僕は色黒で、ほぼ丸刈りに近いヘアだったからです。色っぽさのかけらのない自分が、こんな艶っぽい女に変身できるのかと興味津々で」
コンテストは舞台で歩くため、ヒールでウォーキングの練習も行った。

「何度もコケましたよ。悔しいから自宅でも練習しました。元々負けず嫌いな性格だったので、出来ないと気が済まなかったんです」
そして先輩女性たちの厳しいウォーキングの特訓と、当日のメイクがひときわ映え、逸見さんを美しくさせた。網タイツ姿もハマってか、チームは見事に優勝したのだ。
女装 「拍手喝采でした。カーテンコールにも酔いました」
社内の女性から「優勝したチームの人ね」と覚えられ、中には積極的に話しかけてくる可愛い子もいた。モテキ到来だったが、実は逸見さん、それどころではなかった。
「すっかり、女装にハマってしまったんです」

彼女にフラれても、女装はやめられない
当初、逸見さんはこっそりと女装を楽しんでいた。それがやがて、給料のほとんどを女装用のファッションやコスメ、ヒールなどにつぎ込むようになったという。
「当時、数年付き合っていた彼女がいたのですが、僕の金遣いの荒さを指摘されて。浮気を疑われたので仕方なく『女装にハマっていて…』とカミングアウトしたら、フラれてしまいました」
女装 その内、密かな楽しみだった女装が、「外でも見せたい」という願望に変わってきた。そしてその年のハロウィンでは、思い切り妖艶なドレス姿で、渋谷の男性たちを虜にしたという。
「『綺麗』と言われると、ぞくぞくしちゃうんです。そのうち脱毛にハマったり、コスメで肌を手入れしたりと、お金がかかるため、とうとう土日はバイトをしました」
場所は新宿三丁目のバー。土日限定で働くことになった。
「LGBTも沢山集まるバーで、様々な価値観と出会えました。心から解放された瞬間でしたね」
2年後に働いていたバーは閉店したが、現在は別の店でバイトを始めたそう。だがLGBTでもなく、単なる女装マニアの逸見さんは、心身ともにれっきとした男。当然、恋愛対象は女性であるが…。
「今でも彼女は出来ますが、女装趣味は変わらず。それが原因で、度々破談となることを繰り返しています」
それでも、逸見さんに女装をやめるという選択肢はない。「こんな僕を受け入れてくれる異性と出会えれば」と彼は言う。将来的にはバーで働くのを本業にしたいとも。
多様性が認められる現代、どんな趣味を持っていてもまったく問題ない。だが、新入社員歓迎会をきっかけに人生が大きく変わるとは、彼自身も思っていなかっただろう。<取材・文/夏目かをる>

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クリハラチアキ
そらそーよ。
でもそれで女装沼にハマらなきゃいいけどねwwwww



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