新宿2丁目バーの経営会社2.6億円隠し“脱税”か
東京・新宿区で業界トップクラスの営業規模とされるバー経営会社が2億6000万円あまりの所得を隠し、脱税したとして刑事告発されました。
法人税法違反などの疑いで東京国税局査察部に刑事告発されたのは「HYフィールド」など2社と池田幸弘社長(38)で、関係者によりますと、2社は、新宿2丁目でバーを3店舗経営し、おととしの売り上げは業界トップクラスのおよそ5億円だったということです。2社は、売り上げの伝票を改ざんするなどの手口で、おととしまでの3年間にあわせて2億6000万円あまりの所得を隠し、およそ6400万円を脱税した疑いが持たれています。
脱税で得た金はマンションや株の購入などに充てていたということで、池田社長はJNNの取材に対し、「修正申告と納税を済ませた。反省している」としています。
東京都の話題
池田社長は、新宿2丁目で「GREAT」や「Happiness」など3店舗を経営。観光目的で訪れる人なども受け入れ、業界内ではトップクラスの営業規模だったという。
隠した金は、池田社長が株や投資信託で運用していたほか、投資目的のマンションの購入などに充てていた。
池田社長は代理人弁護士を通じ、「水商売の将来への不安から利益を残しておこうと考えた。今後は適切な申告納税をする」と説明。修正申告や本税などの納付は済ませたとしている。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021012800672&g=soc