Tinderが「あなたが行こうとしている国はLGBTQに厳しいよ!」と警告する機能を追加
老舗マッチングアプリのTinderは、LGBTQユーザーの旅行先がLGBTQを違法にしている場合、事前に警告を出す機能を追加するとThe Vergeが伝えました。これは「Traveler Alart」と呼ばれ、旅行先でのユーザーのプロフィールを自動的に隠してくれる機能なんだそうです。
Image: Tinder
「GPSのロケーションから判断するに、あなたはLGBTQに厳しい国にいるようです。私たちはあなたに楽しんでほしいと思っていますが、まずは安全第一です。いつもより慎重に行動し、知らない人と会うときは気をつけてください。」
1番下には、ユーザーのアカウントを非公式にするか、または公にするかが選択できるようになっています。The Vergeによると、公にすることを選んだ場合、性的嗜好部分が隠されるようになる配慮がなされるそうです。
警告が表示されるのは、ユーザーが同性愛を法律で禁止している国にいる場合、もしくはTinder Passportを使ってTinderに記録している場合のみとのこと。
同性愛を法律で禁止している国は69カ国で、International Lesbian, Gay, Bisexual, Trans and Intersex Association(ILGA)とTinderがチームを組んで見分けたそうです。こういった国は、単に同性愛者に偏見を持っているというだけでなく、同性愛は違法。中でもサウジアラビアやイランを含む9カ国では同性愛者を死刑とすることもあるので警告や配慮は必要なのでしょう。
それにしても、69カ国で同性愛が禁止とは…。今はいろんなことにオープンになりつつあると思っていましたが、実際のところ、まだまだなんですね。まぁ、私が最近まで住んでたマレーシアだって同性愛は禁止で、実写版『美女と野獣』のガストンシーンは削除されたんですよね。それだって対応が緩くなったバージョンで、本当なら上映禁止だったんですよね。
うーん、自分の性的嗜好が原因で旅行も十分に楽しめないとは…。愛せる相手がいる幸せはみんな同じだと思うんですけど、そういうわけにはいかないんでしょうかねぇ。
マジで知らずに行ってヘイトクライムに巻き込まれる可能性も多いにあるわけで・・・
残念ながらまだそれが現状の世界なんだよなぁ( ;∀;)