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9歳男児が女装デビューするも「親としていかがなものか」と母親に批判が集中してしまう

9歳男児が女装デビュー 「母親こそ夢中」と物議醸す
楽しそうに女装やメイクアップをしてみせる幼い男の子がたまにいる。早い年齢からそれを性同一性障害、またはその可能性があると捉えることは、果たして正しいのか。

■ゲイ・パレードに9歳男児が
今年6月9日、ロサンゼルスのウエストハリウッドで『ロサンゼルス・プライド(LA Pride)』というゲイ・パレードが行われた。毎年恒例のこのお祭りは、大勢のLGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)とその支持者が参加して大変な盛り上がりをみせる。
今年、特に大きな注目を集めて世界に向けて報じられたのが、マリリン・モンロー風の妖艶なドレス姿でドラァグクイーン(女装した男性)・デビューを飾った弱冠9歳の男の子だった。
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■女装した男児に目を細める母親
その男児がドラァグクイーンを目指すようになったきっかけは、家族と一緒に見てきた『ル・ポールのドラァグ・レース』という2009年から続くリアリティ番組だった。7歳、5歳の弟がいるが、長男だけが女装に強い興味を示したと母親は説明している。
賞金10万ドル(日本円にして1,060万円)も魅力のこの番組には、未来のドラァグクイーンを目指す少年たちが大勢集まり、プロの指導を受けながら立派なドラァグクイーンとなって巣立っていく。
2年前、この番組にまだ小学生だというカナダの9歳の男の子が出場して話題をさらったが、男児にとってはそれも大きな刺激になったという。

■夢中で応援する母親に世間は…
33歳の母親はメディアの取材に、「この子は2歳で女装に目覚め、メイクアップに夢中になり、まもなく自分は女の子かもしれないと口にするようになりました。私たちは息子のありのままを認め、誇りに思っています」と笑顔で語っている。
ただし世間の目は冷たい。9歳では普段見ているテレビ番組、雑誌、家族の言葉など生活環境から大きな影響を受けており、そのような早い年齢でドラァグクイーンの道を本格的に目指すよう誘導するのは、親としていかがなものかと批判の声が多数あがっているようだ。

■こんな悲惨な例も…
2017年、オーストラリアの14歳男児について悲惨な話題が伝えられたことがある。幼い頃から女装が好きだったその少年。12歳で母親に連れられ専門医を受診すると、性同一性障害との診断が下り、女性ホルモン投与が決定した。
そのうち体型にも変化がでてきたが、14歳になると本人が女の子らしい体つきに違和感を訴えるようになり、ホルモン投与は中止に。大きくなったままの乳房については切除手術を受けなければならないという。
医師が幼児に対して性同一性障害の診断を下すなど、衝撃的なドキュメンタリー番組やリアリティ番組が増えている諸外国。
しかし、「スカート姿やお化粧が女の子みたいでかわいい」と褒められているうちに、本人までその気に…といった例が多く含まれていると指摘する専門家は多い。オーストラリアの少年のような例もある。その見極めは年数をかけ、あくまでも慎重に行われるべきではないだろうか。

クリハラチアキ
家庭のことなんて他人にはわからんだろ。
「いまだに旧来的な性別観にとらわれてるなんていかがなものか」と
そいつらに言ってやりたいね。



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