パリのど真ん中でトランスジェンダーに対する暴力が発生
twitterで広まった暴力シーン
3月31日、パリのレピュブリック広場では、アルジェリアのブーテフリカ元大統領(4月2日に辞任)による長期政権に対するデモが行われていた。アルジェリアの政治に新しい息吹を求める若い人々が多く、平和的なデモであるはずだった。
しかし、昨日、4月2日の夕刊で、民主主義を求めることが目的だったはずのこのデモで、たまたま通りかかった女性ジュリアさんが(31歳)が、トランスジェンダーであるゆえに暴力を受けたことが明るみに出た。Agression transphobe.
Nous sommes bien en plein @Paris, à République. ?Une honte pour notre pays. ??
Une honte pour le drapeau auquel vous pensiez faire honneur. ??@stop_homophobie
@FVauglin@ACORDEBARD@Prefet75_IDF pic.twitter.com/GbD6bBG5dt— Lyes Alouane???? (@Lyes_Alouane) April 2, 2019
その場に居合わせた「stop homophobie」団体会長のtwitterから投稿された携帯電話での映像はあまり良くないが、ジュリアさんは白黒ストライプのワンピースの女性ではっきりとわかる。メトロのレピュブリック駅構内に入ろうとするところを、加害者である男性たちに取り囲まれた。彼らが歌っているアラブ語の歌は、「美味しそうだなー!」、「お菓子か、キャンディーか、チョコレート?」という意味で被害者を性的オブジェとして扱う内容だそうだ。https://www.lemonde.fr/societe/article/2019/04/02/enquete-ouverte-pour-violences-aggravees-apres-une-agression-transphobe-a-paris_5444766_3224.html
ジュリアさんは、その後、「お前、それでも男か?」と言われ、無視をした。ところが「返事しろよ。しないんなら、ここ、通るなよ」と駅構内に入るのを邪魔された。もう一人は、「お前、胸あるの?」と言いながら胸を触ったので、押し返した。そして3人目は自分の性器を振り回しながら「いい気持ちにさせてやろうか?」と言い、その間、他の男たちにビールをかけられたということだ。
ビデオに映っているのはそれ以降。ジュリアさんが男たちに向かって行くシーンが映っているが、これは、唾を吐きかけられ、平手打ちを食わされたので自己防衛しに行ったということだ。結局、騒ぎを聞きつけた地下鉄職員に助けられて地下鉄構内の事務所に避難。しかし「地下鉄職員も何度も私に『ムッシュー』と話しかけ、その都度、『ムッシューじゃなくてマダムです!』と訂正しなければいけなかった。また、『なぜ、今日のようにデモがある日にわざわざ出歩くんですか?』と言われた」とも。
なんですか、この質問?トランスジャンルだと好きな時間に行きたい場所に行ってはいけないの?どこ歩こうと個人の自由じゃないの???http://www.leparisien.fr/paris-75/agression-transphobe-a-paris-le-plus-difficile-ce-ne-sont-pas-les-coups-c-est-l-humiliation-02-04-2019-8045019.php
彼女によれば、言葉による侮辱を受けるのは日常茶飯事。しかし、身体的暴力は初めてだったという。「でも、一番辛かったのは殴られたことではなくて、トランスジャンルだからと言う理由で侮辱されたこと。人生で一番辛い日だった」とも。
海外の話題
世の中はこんな人もまだまだたくさんいるってことだ・・・
できるだけ平和な世界の中での棲み分けが必要だな。
あとは理解できない人に出会った時は無視することだ。
でもこの場合は無視してもあまりに攻撃されてるからなぁ・・・
こんなのもし自分がされても我慢できる自信ないわ・・・