「養育里親」名古屋市が男性カップルを認定 同性で東海3県初
虐待や親の病気などさまざまな事情で家庭で暮らせない子供を、家庭で預かって育てる「養育里親」として、名古屋市が30代の男性カップルを認定していたことが分かった。認定は2月10日付で、同性カップルの認定は東海3県では初めて。
市によると、2019年秋に男性カップルから申請があった。カップルは養育に必要な研修を受け、社会福祉審議会の審議を経て認定された。現在子供を育てているかどうかは、市は「プライバシー保護のため」として明らかにしていない。
公益財団法人「全国里親会」によると、16年に大阪市が男性カップルを養育里親に認定したケースはあるが、「他に聞いたことはなく、全国的に見ても画期的」という。愛知県では、一方が性別適合手術を受けて婚姻した夫婦を認定したケースがある。【野村阿悠子】
クリハラチアキ
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