県立高校の制服に変化 キーワードは「多様性」
県立高校の制服に、今、ある変化が起きています。社会に適応したその変化、キーワードは「多様性」です。
富山北部高校。24日、入学説明会が行われ、来月入学する新入生とその保護者が集まっていました。ここで説明されたことの一つが制服についてです。
富山北部高校は水橋高校と統合して、4月から新高校となるため制服をリニューアルしました。そのリニューアルにあわせて新たに採用したのが、女子生徒用のズボン、スラックスです。
教師「防寒対策や最近の社会情勢を考慮して、女子用のスラックスも用意した。スカートの代わりに、このようなにはいていただく。これもオプション、(スカートとの)自由選択」
制服を販売する業者からの提案を受け、生徒やPTA、教職員、同窓会などの関係者が話し合い、性の多様性や足のケガなど、見た目への配慮、寒さ対策などの観点から総合的に導入を決めたといいます。
富山北部高校 高戸孝司教頭「個人の事情いろいろあるので、それらも含めていろんな意味で、好きなように採用していただければと思ってるので、自由にはいていただければと思っている」
県教育委員会によりますと、4月からスラックスを導入するのは、富山北部高校、南砺福野高校、それに別のもう1校も調整中で、あわせて3校となる見通しです。
県教育委員会は、「校則については学校をとりまく社会情勢や時代の変化、生徒の実情等を考慮して、必要に応じて見直して検討していくことが望ましいと考えている」とコメントしています。
富山北部高校や南砺福野高校によりますと、これまでのところスラックスを希望する新入生はいないということですが、多様性を認め始めた社会情勢を背景に、今後、採用する学校や希望する生徒が増えてくるかもしれません。
「MtFトランスジェンダー」はターゲット外ということだ。
そんなもの多様性でもなんでもないぞ。
だったら多様性を名乗らず「防寒性」だけうたってくれ。
こういうところに根強く残る「男性がスカート」に対する偏見は
むしろ多様性の解放ではなく、偏見を浮き彫りにさせるね。