「トランスジェンダーのための下着」を滋賀の老舗下着メーカーが開発
https://news.nicovideo.jp/watch/nw5392849
滋賀県彦根市にある創業60年の老舗下着メーカー・美成産業は、トランスジェンダーのための下着「Genfree(ジェンフリー)」を開発した。
トランスジェンダーが抱える悩みを解消し、こころの性別に合ったインナーで堂々と生きるための下着だ。
5月31日からクラウドファンディングプラットフォーム「FAAVOしが」にて、テスト販売を始めた。
「会う下着がない」という悩みを解消へ
同社がトランスジェンダーの顧客から「自分に合う下着がない」という悩みを相談されたことをきっかけに、プロジェクトに乗り出したという。
自分に合わない下着を無理やり身に付けると、圧迫され窮屈で、血行障害などのリスクや精神的ストレスとも隣り合わせとなる。
毎日身に付ける下着だからこそ、「下着に長年携わってきた会社として社会貢献できるのでは」との思いからプロジェクトをスタート。同社を中心に、地元の縫製会社など複数の企業と共同で開発した。
苦しくないと目立たないが共存
「Genfree」の最大の特徴は、「半分つぶして、半分うめる」。
「苦しくない」と「ふくらみが目立たない」が共存する、従来の「長時間身に付けると苦しい」を解消するために新開発した特許出願中の独自技術で作った。男性の体形を女性に近づけるインナー「フラットショーツ」は、前面中央の収納ポケットにふくらみを半分収納。
上からソフトに抑えて隙間をパッドで埋めることで、ショーツ前面全体をフラットにして、不自然なふくらみを消す。女性の体形を男性に近づけるインナー「フラットタンク」は、胸部全体をソフトに抑えて半分つぶし、段差に生まれた隙間をパッドで埋めて、横から見た際にフラットな男性らしいシルエットを実現する。
「Genfree(ジェンフリー)」というブランド名には、自分の心を偽らず、他人の目を気にせず、本当の自分・ジェンダー(性別)を開放するという意味が込められている。
今回は2商品のみのテスト販売。今後「もっとこんな商品を作ってほしい!」という声があれば、要望に応える新作を増やし、通販などで常時販売することも視野に入れているという。【フラットショーツ】(MTF:male to female)
カラー:ピンク、ブラック
サイズ:M、L、LL
FAAVOしが限定価格:1枚4000円、2枚購入で7000円(税込)
【フラットタンク】(FTM:famale to male)
カラー:ホワイト、ブラック
サイズ:M、L、LL
FAAVOしが限定価格:1枚5500円、2枚購入で1万円(税込)
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